郡仙台市長と村井宮城県知事

 昨日、宮城県と仙台市は、名取市在住の飲食店アルバイトの20代女性と仙台市の50代男性が新型コロナウイルスに感染した事を発表しました。これで県内の感染者数は94人となりました。この二人は同じ店の従業員と利用者とのことです。県も市も感染経路とみられるこの店の店名を公表していませんが、市は「クラスター(感染者集団)発生の可能性がある」と指摘しています。

 3月に市内の英国風パブ「HUB仙台一番町四丁目店」でクラスターが発生し、外国人指導助手ら8人が感染した時、仙台市は3月20、21日に利用した人に呼びかけ、無症状だった260人の利用者の中の希望する108人にPCR検査を実施しました。その結果全員が陰性だった事を発表しました。市民はこの素早い対応と詳細な情報提供を大変好意的に受け止めました。

 その時に比べると、最近の市や県の情報提供は個人のプライバシーに配慮してか、隔靴掻痒の感があります。感染者の氏名まで出す必要はありませんが、クラスターが心配される程の危険な状況であれば、店名は明らかにすべきだし、利用した市民にPCR検査受診を呼びかけるべきです。このような政治決断ができるかできないかが、市長や知事の力量の問われる所です。来年には市長選と県知事選があります。今後のコロナ対策をしっかり投票の資料にしていきましょう。

** 向光性のコトバ **************************

名言 : 見返りを求める親切に限って、大きなお世話になるものだ。 (T.K.)