中国高速鉄道衝突脱線事故

 2月5日、立憲民主党の大串博志氏が安倍総理に質問しました。
「桜を見る会の契約は、誰がホテルとしたのか?」
総理の回答は、
「仲介はしたが、契約は800人が個々にホテルと行った」
「800人が誰かは、名簿が残っていないので分からない。」
「領収書は、ホテルがそれぞれに渡したので存在しない。」
ないない尽くしの回答に、大串氏は40人の死者を出した2011年の中国の高速鉄道の衝突脱線事故の処理例を出し、これに似ていると批判しました。

 事故直後、中国当局は証拠隠滅のため脱線した車両を大急ぎで重機で土中に埋めて隠しました。もちろん国際的非難にさらされましたが、その後の真相究明は中国共産党が報道不可としたため進んでいません。大串氏は、「当時は『現代の焚書坑儒』と言われた」と指摘し、引き続き追及する旨通告しました。

 悪事も失政も、証拠を消してしまえば「推定無罪」となりかねません。中国も日本も、都合の悪い存在は「無い事にしてしまえ…」という悪しき風潮が政界に広まりそうで怖い気がします。新型肺炎対策が八方手詰まりの今、武漢市民やクルーズ船に幽閉されている人々は、どんな気持ちでこのやり取りを聞いているでしょうか。今後の動きをしっかり監視していきましょう。

 私は老子の「天網恢恢疎にして漏らさず」(悪事を行えば必ず天罰を受ける)を信じています。

※焚書坑儒:紀元前231年、秦の始皇帝が専制政治を進めるため、民間にあった実用書以外の書物を焼き、自分を批判する儒学者460人を生き埋めにした事件。

〇こんなニュースは最高ですね!「武漢がんばれ」に中国政府が感謝。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200204-00000063-asahi-int

** 高校生のコトバ **************************

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