同紙は、世論が原発の汚染水の最終処分方法を「希釈して海洋放出する」という方向に流れつつある事に、危惧の念を抱いています。それ以外にも「地層注入」、「水蒸気放出」、「水素放出」、「地下埋設」、「保管タンクの増設」等方法は複数ある、と。そして結論は「いたずらに選択の幅を狭めず、様々な案を出し合って広く議論する事が望ましい。その方が処理水問題の打開につながるはずだ。」でした。しかし、どの方法をとっても、猛毒を出し続ける現実を止める事には繋がりません。社説だからこそ、もう一押し欲しいのです。
例えば、かつてオゾン層破壊の元凶「フロンガス」を私達は世界的規模で一斉に禁止し、なくしました。これと同様に原子力発電を世界的規模でやめるために、日本がそのモデルになるというのはどうでしょう。エネルギーの三分の一が原子力発電なのですから、エネルギー消費量を三分の二に抑えれば原発は不要になるのです。新幹線の時速500km目標は300kmでよしとし、コンビニは各店で時間をずらして16時間営業にする、こんな具体案を示して欲しいのです。
「出す」のを減らしつつ、無毒化を研究するというのが正しい順番ではないでしょうか。皆さんは「汚染水問題」、どう考えますか。
** 高校生のコトバ **************************
名言 :自分が負けた勝者には、強くあってと心で願う。 (M.S.)