どどいつ : 家が近いは いいことだけど 近い分だけ 油断有り  (社長)

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効く薬・安い薬
 先日、 知人のお医者さんが面白い話をしてくれました。 一つは 「患者に合った薬」 の開発についてです。 ips細胞が開発されたお陰で、 これからは一人一人に合った薬が手に入ると、 よく聞きます。 確かに、 ips細胞で患者と同じ細胞を作り、それで治験を重ね、 その薬を本人に投与すれば効果は大きいはずです。 ところが期待に反して、 製薬会社が開発に協力してくれないのだそうです。 製薬会社は、 たとえ中途半端でも需要が一定量見込める大衆薬を開発したがり、 何万人に一人といった薬の開発はコストがかかり過ぎるので敬遠するそうです。 まさに資本主義ですね。

 二つ目は、 今はやりの 安い「ジェネリック医薬品」 についてです。 この 「特許権の切れた薬」 の製造は発展途上国が安いコストで行っていますが、 それに対する厚生労働省の審査は書類だけなのだそうです。 したがって中身がはたして書類通りか疑わしいものもあるという事でした。 安い薬も考えものですね。