母の提案 豪華なごはん 夜のクーラー 父夜勤  (かめさん)

発想の転換
 かつて教育実習の女子大学生が、 最終授業の指導案作りで行き詰まっていました。 それは、 「特別養護老人ホームなどで寝たきりになったお年寄りにも、 私達と同等の社会的存在価値がある」 という事を、 どんな例を通して高校生に説明するかというものでした。 悩みに悩み、 当日寝不足で目を赤くした彼女が生徒達に示した例は、 「おばあちゃん、 ホーム通信紙の扉を飾る写真撮らせて! いい笑顔見せてね、 ギャラ払うから。」 というものでした。 授業は大成功でした。

 偶然、 昨日の「心の時代」でも同じテーマが取り上げられ、 法泉寺の増田住職が、 「人間寝たきりになっても終わりじゃない。 世話してくれる人を育てているんです。」 と話されていました。 さすが、 すごい。