現代の巨悪 プーチン (NHKニュースより)

 「病気になったからこそ、学んだことが本当にたくさんありました。」
水泳の池江瑠花子選手の言葉です。

 私達の人生には、病気や事故、盗難、いじめなど私達を悲しませる「悪」が多数存在します。誰にとっても困り者の「悪」ですが、私はこの「悪」が世界を動かしてきたと考えています。ただし、決して「悪が主導して」という意味ではなく、「人類の対戦相手として」という意味でです。

 もし仮りに「悪」の全くない天国のような場所があるとしたら、そこは何一つ変える必要のない完璧で静寂な空間となる事でしょう。故意や過失による「悪」が存在しない場所であれば、不完全な人間は身動きがとれません。

 一方私達が自由に動き回る現実世界では大小様々な「悪」が存在し、時に多くの人々を悲しませています。しかしそんな「悪」ですが、これが触媒となって被害を減らそうとする試み(=「善」)が導き出されてきました。その結果、哲学や医学、科学、法律などの文明が産まれています。

 個人の問題として考えてみても、原因が他人か自分自身かを問わず、被った「悪」は取り除かねばなりません。「悪」にどう対処したかを内省した時、私達は自分の成長や停滞を実感します。したがって、困り者の「悪」ですが、これは個人や人類を進化(=変化)させるためには必要なものと私は思うのです。現在、プーチンという巨大な悪にどう立ち向かうべきか、私自身自問自答しています。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : かっこよく書いたと思った手紙を次の日見ると、とても恥ずかしく出せない。 (K.H.)