この姿勢で10時間 (FNNプライムオンラインより)   

 久しぶりに、ネット上で良いニュースを読みました。FNNプライムオンラインに載った記事です。

 1月24日の夜、JR京都線・琵琶湖線などで、大雪のため15本の列車が動けなくなり、最大10時間乗客が車内に閉じ込められました。密閉された満員の車内では温度が上昇し、体調を崩す人が続出しました。「列車からは出られない」と言われた乗客は怒り出し、客室乗務員に食って掛かる人も出ました。

 そんな中、腰かけていた一人の女性が、立っているのも辛そうな女性に
「席どうぞ」
と席を譲ろうとしたのです。しかし
「あ、でも他の人も立っているので大丈夫です」
と女性は遠慮しました。周囲を気遣って遠慮する人が多かったといいます。

 すると一人の男性が立ち上がり、車内に向かって
「そうしたら、10分間隔で交代交代に座るのとかどうですか?」
と座席の『10分交代制』を提案しました。その結果、お年寄りや体調不良の人が、お互いに遠慮する事なく座る事ができ、さらに体調不良者のために飲み物を探す女性の声に次々と「ありますよ」との声が上がって、車内には助け合う乗客達の姿が現れたそうです。記事では危機アドバイザーの方が、
「災害時は、ぜひ互いに声掛けをしてほしい」
と言っていました。

 互いに鉄の刃で向き合っているような緊張の空間が、誰かの一声で氷解し一気に和やかになる、といった場面は結構多いものです。その一声を上げる、勇気ある一人になりたいものですね。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 家が学校に近い人ほど遅刻する。  (M.T.)