日本水彩仙台展のようす (主催者HPより)



 私は枕元にメモ帳を置いて寝ています。昨日の夜中にふと言葉が浮かび、書き留めました。



「私は、

 他人の肉を頂いて生まれ、

 他人の知恵を頂いて中身を形作り、

 他人の努力のおかげで快適な生活を営み、

 他人の才能をお借りして芸術やスポーツを楽しみ、

 他人の可愛さを愛でてなぐさみ、

 他人に迷惑をかけて失敗を取り繕ってきた。

 

 文字も茶碗も米もパソコンも、

 みんな他人が作ってくれたもの。



 今の私は、何から何まで「他人のおかげ」。

 果たして、我が人生で自分のオリジナルはいくつあるのか?」



 昨日、日本水彩仙台展という水彩画の展覧会に行ってきました。畳一枚ぐらいのキャンバスに描かれた見事な水彩画も数多く展示されていて、圧倒されました。中には「精神的に多少異常じゃないと描けないなぁ」と思う位細かいタッチで丹念に描かれたものもありました。これに限らず、制作の陰では多くの犠牲が払われた事と思います。私には出来ません。芸術家が人々を感動させる苦労を喜んで引き受ける人だとすれば、私は感動を得て喜ぶ人でいいと開き直りました。



 その夜に思い浮かんだのが上の文でした。人それぞれ自分の生活に満足できればいいと思いつつ、まだやり残し感もある私です。



** 高校生のコトバ **************************



狂歌 : 学校の 階段登り 息切れて 欲しいと思う 養命酒かな 
 (A.T.)