平成29年度の法務省の夫婦別姓に関する意識調査より



 今、選択的夫婦別姓の議論が盛んです。古い人間に分類される私は、同じ屋根の下で暮らすなら同じ姓の方がいいとは思うのですが、最近氏名を一セットで名前のように呼べばさほど大きな問題ではないような気もしてきました。



 内閣府の平成29年度の調査によると、

「夫婦は同姓にすべき」は男性30.4%、女性28.3%。

  あまり差がないもんだなあと感じました。

「別姓のために法律を変えても構わない」は、男性42.5%、女性42.5%。

  小数点以下まで同じ事に、これまたびっくり。

「夫婦同姓だが、婚前の姓を通称として認める」は男性23.9%、女性24.9%。

  男性が少ないのは必要性を感じないためで、ある意味当たり前。



「選択的別姓もしくは婚前の姓の使用を認める」が男女大差なく合わせて67%を占める現状を見れば、夫婦同姓を強制する感覚は過去のものになった感があります。



 問題は、子供の姓をどうするかです。子供が成人前に自分の姓を変えられる国が多いと聞きますが、子供同士で姓が違った場合、心理的な一体感が損なわれないか、あるいは親への不信感につながらないかが心配です。先日の新聞に、「男の子なら父親の姓、女の子なら母親の姓をつける。」という老人の意見が載っていて、私は名案だと感じました。説明もつきますし、子供も納得する事でしょう。人が楽に生きるためには、むしろ何か人間の自由にならない存在があった方がいいと気づきました。



〇選択的夫婦別姓制度についての意識調査(法務省)

http://www.moj.go.jp/MINJI/minji36.html



** 高校生のコトバ **************************



名言 : 締切に余裕のあるプリントほどなくす。
  (プチ)