米国パシフィック大学のジュールズ・ボイコフ教授

 2月、森喜朗前会長が女性蔑視発言をした時、五輪の米国放送権を持つNBC社は、ジュールズ・ボイコフ教授の『彼は去らねばならない。』とする記事を電子版に載せました。そのとたん「問題なし」としていたIOCは急遽態度を変え、「完全に不適切」と森氏不支持に回りました。そのNBCが25日、『リレーの聖火を消すべきだ』という同教授の記事を再び載せたのです。

〇「パンデミックの中、聖火リレーは五輪の虚飾のため、公衆衛生を犠牲にする危険を冒している」

〇(出発地が福島県について)「儀式の偽善や害悪、バカバカしさを際立たせた。」

〇「もとは『復興五輪』をうたっていたが、財源は五輪の準備のため東京に振り向けられた」

〇「五輪はパンデミックを悪化させかねない。開幕時にも日本国民はワクチン接種を終えていないだろう。海外から来る何千人もの選手やコーチ、記者らは誰もワクチン接種が義務づけられていない。」

〇(1月の共同通信社の世論調査を受けて)「80%もの国民が中止か再延期を支持している。」

 私が驚いたのは、彼が的確に被災三県の県民の声を代弁している点です。さらに、報じたNBC社がIOC最大のスポンサーという点です。開催は難しくなってきました。本番に調子を合わせて努力している選手達を考えると軽々に発言はできませんが、私もコロナの現状が改善されない限り7月の開催はすべきでないと考えます。


〇このニュースを報じる日経新聞の記事https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG263TT0W1A320C2000000/

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川柳 :  私もね 小学校までは 優等生  (ブルー)