サポカーについてのポスター

 人工知能(AI)は、顔写真だけで人の認知機能の低下を93%見分ける事ができるとの研究発表を東京大学のチームが発表し、米科学誌に掲載される事になりました。この研究には、認知症の男女と正常な男女の正面写真が使われました。もしかしたら、将来運転免許証の書き換えの時に写真撮影だけで「免許更新不可」と宣告される人が出るかもしれませんね。

 今やAIは私達の生活にどんどん入り込んできています。65歳以上のドライバーが購入すると10万円の補助金がもらえるサポカーには、前方不注意やふらつき運転をAIが走行車線から解析して警告する装置がついています。広島大学や国立がん研究センター、理化学研究所などでは、AIを使って病理画像を解析し癌の病巣をいち早く診断する技術を確立しました。

 この流れが進むと、AIはGoogleの顔認証システムと組み合わされて、一枚の顔写真から当人の遺伝子中の白人・黒人・黄色人種の構成比率や、先祖が北方系か南方系か、あるいはパーソナリティ(能力・性格・気質)の推測までつまびらかにしそうです。もし相性の良い異性とのマッチングまでしてくれるとなったら、我が娘の幸せを願う親が利用したくなる気持ちも分からないではありません。しかし出生前遺伝子診断もそうですが、この流れはどこかで規制しないと、人類がとんでもない方向に進みそうで、とても怖い気がします。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : モノよりも思い出の方が価値がある。 (雪見だいふく)