生徒も先生も大変な研究授業 (ネットより)

 20年程前、妙齢の女性から大声で褒められた事があります。「こんなきれいな胃壁、初めて見ました!」胃カメラを飲まされて言葉も出せない私への検査医からの言葉でした。褒められて悪い気はしませんが、誰に見られる事もない胃壁を褒められても、どう喜んでいいやらまごつきました。人生で二度目の胃カメラでしたが、再度「異常なし」でホッとしました。

 褒める事が逆にけなす事になる場合もあります。多くの学校では、教員は順番に公開研究授業を行い、教育技術の向上を図っています。授業終了後には弱点を指摘する合評会が開かれます。こんな時にアドバイスするテクニックは、「ねぎらう → 弱点を指摘する → 褒める」のサンドイッチ型が無難です。ある時、プライドの高い高齢の教員が研究授業担当に当たりました。授業は事前に配布された指導案とは程遠い不完全なものでした。しかし合評会では気を遣って誰も厳しい意見を言いません。すると一人の教員が、「後ろまでよく通るすばらしい発声でした。」と褒めたのです。この一言に参会者一同大きくうなずきました。当人はそこに何かを感じたようでした。

 以前も書きましたが、「褒める時はみんなの前で、叱る時は陰に呼んで。」これが教育の基本です。皆さんが大人になった時も、できるだけ相手の気持ちになって後輩や我が子を指導してあげて下さい。

** 高校生のコトバ **************************

名言 :大学受かったのは親や先生方のお陰もあるけど、間違いなく本人の努力と実力だから、もっと誇っていい。  (aaaaa)