変化

 昨年10月に買ったパソコンのDVDの取り出し口がうまく開かなくなり、一日かけて修理に挑戦しました。夢中でプラモデルを作った子供時代のように久しぶりに充実した時間を過ごせましたが、結局メーカーの係員が無料で出張修理に来てくれる事になりました。クリック一つでサクサク動くのが当然と思っていたパソコンでしたが、壊れて初めてスムーズに動く感覚の貴重さを実感しました。

 またまた顔の話で恐縮ですが、私は自分の顔がかっこいいと思った事は一度もありません。若い頃はコンプレックスの方が強く、集合写真では常に後ろの方に立っていました。さらに今回のマヒでは右半分が大きく崩れ、右側だけを見たら瞼や頬の垂れた怪物のような顔になりました。最初はショックでしたが、これも運命と受け入れ、授業ではマスクをチラッと外して「今こうなっているから、しばらくマスク姿でさせてもらうね。」と話しました。

 今二週間目、まだ顔の正中線は左側に寄り気味ですが、口笛とウィンクができるまでに回復しました。瞼が持ち上がってきた顔を鏡で見ていたら、「なんだ、意外にいい顔してたじゃないか!」という気になりました。人生で初めてです。おそらく、まだ皆さんの目には、「先生、気の毒だね」のレベルかもしれませんが、自分としてはこれで十分満足しています。人生って面白いもんですね。

**高校生のコトバ **************************

名言 : 内緒話を人前でするのは、自ら「私を信用しないで」と言っているようなものだ。 (ゴルゴル)