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教科書から
 「科学が発達すればするほど、科学万能主義に反発し、科学では解明できない神秘の世界を希求する人々が現れた。」(東京書籍「高校倫理」P.200)

 ここを読んでいたら、急にこのブログを書きたくなりました。科学が発達すれば、「分からないものが分かるようになる」のは確かですが、その意味する所に二つあるような気がしたのです。一つは解剖学のように、今まで見えなかったものが見えるようになり、その組織の形や働きが明らかになる事です。これは私たちに「分かった!」という実感をもたらします。

 すると次に、「こんな複雑で合理的な組織が、単なる偶然でこの世に存在するものだろうか」という新たな疑問が湧いてきます。こちらは、分かったがゆえに出てきた「分からないもの」です。科学が発達すればするほど、自分達の「分からない」部分が見えてきます。私はこれを、「『分からないもの』が分かるようになる」の二つ目の意味と感じたのです。皆さんのご意見をお待ちしています。

** 高校生のコトバ ************************

狂歌 : さりげなく やせる体操 やりながら 雑談交えて ごまかしてる姉  (ニキータ=ヌモ)