おいしそうなオムライス (フリー画像より)

 大阪毎日放送制作の『プレバト』は、芸能人が絵や俳句に真剣に取り組むので、毎回楽しみに見ています。今日の色鉛筆画コーナーでは、天才肌の辻元舞さんが想定外のミスを犯してしまいました。題材は、とろみソースのかかったオムライス。舞さんは自信満々で提出したのですが、三上詩絵先生の査定は「現状維持」でした。理由は、「ソースの色が薄いため、カレーのように見えるから」でした。言われて初めて彼女は気づきました。

 似たような例は、以前の田中道子さんの水彩画でもありました。彼女も絶対の自信を持って花の公園を描いたのですが、水平線が右下がりになっていたため1位になれませんでした。私達がテレビで見てる分には、一目で「カレーっぽいな」とか「水平線曲がってるぞ」と気づくのですが、のめり込んでいる彼女達には不具合が見えなくなっていたのです。

 下手なのですが、私も時々絵を描きます。私の絵の欠点は、必ず右上がりになる事です。また、絵ばかりでなくブログの文章も、一心不乱に書いているとなかなか間違いに気づけません。翌朝に「こりゃダメだ」となる事しきりです。「客観的に見る事」がいかに難しいかを感じています。意識的に、距離を置かないといけないんですよね。「岡目八目」とはよく言ったものです。おそらく私にとって今一番見えにくいのが、「自分自身」なんだろうとも思っています。

** 高校生のコトバ **************************

川柳 :  起きる時 あとちょっとだけが 口癖に   (A.S.)