世界各国の幸福度

 日本が敗戦から立ち直ってGDP世界第2位になったのは、高度経済成長期の1968年でした。GDPとは、1年間に国内で生み出された「もうけ」の合計です。それから42年後の2010年、日本はその座を中国に奪われて第3位となり、今では約3倍の差をつけられています。第1位は一貫して米国です。

 2021年度 国別GDP (191か国。 円は1ドル140円で換算)       

  1位 米国  229975億ドル  (3219兆6500億円)

  2位 中国 174580億ドル (2444兆1200億円)

  3位 日本    49374億ドル    (  691兆2360億円)

 しかし国民一人当たりのGDPとなると、中国は人口(14億1260万人)が日本(1億2551万人)の11倍なので、日本の3分の1となっています。

 2021年度一人当たりGDP (191か国。 円は1ドル140円で換算) 

  1位 ルクセンブルク 136701ドル  (1913万8140円)  

  2位 アイルランド   99013ドル   (1386万1820円)

  3位 スイス      93720ドル   (1312万0660円)

       …

  6位 アメリカ    69231ドル    ( 969万2340円)

  28位 日本        39340ドル  ( 550万7600円)

  63位 中国            12359ドル    ( 173万0260円)

 あの米国も6位に落ちています。人口たった64万人のルクセンブルグ国民が、金融業で世界一のGDPを生み出していました。分からないものですね。

 ちなみに今年の国連の幸福度調査は、世界146か国中フィンランドが第1位、米国16位、日本は54位、中国72位となり、北欧が上位を占めています。お金に換算できない社会的支援や汚職の無さ、主観的満足度など、こちらの順位が少しでも上がるといいですね。


〇上記のデータが載っているサイト

https://ecodb.net/

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