金八先生役の若い頃の武田鉄矢氏 (TBSのツイッターより)

 1979~2011.年まで放映された『3年B組金八先生』では、武田鉄矢氏演じる金八先生が、中学3年生という危っかしい年代の生徒達を自分の価値観でグイグイ指導していました。

 彼の周囲には、たくさんのヤンチャな生徒達が登場します。そんな生徒達に、彼はビンタをしたり夜遅くまで話を聴いたりするのです。「体罰厳禁」や「働き方改革」が叫ばれる昨今、こんな熱血教師がいたら時代錯誤と言われそうです。体罰禁止は大原則ですから。職員室内ではしばしばスタンドプレーと非難され、事なかれ主義の同僚や教頭から疎んじられました。

 とはいえ私は、金八先生のように100%生徒のために叱る体罰なら、そして冷静に場所と強さを考えた体罰なら認めていいと思ってます。坐禅の警策のように。私自身は30代の時、あぜ道でタバコを吸っていた生徒をゲンコツ3つで許した(No.398)のが最後です。その生徒との人間関係は、悪くなるどころか一気に良くなりました。この指導がベストかどうかはご意見の分かれる所と思います。

 また、本気で生徒のためを考えたら、一律の「働き方改革」も教育現場には馴染みません。教員は信念を持つべきであり、校長はアンケートなどで生徒の声をこまめに吸い上げて教員を監督すべきです。私の理想は、荒れた中学で辣腕をふるった中学時代の恩師(No.1185)です。高校生の皆さんにはこの意見どう映るでしょうか。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 「なめんなよ。」 なぜ嫌いな人をなめる気になるかなあ?  (猫)