消費者契約法についてのパンフレット

 今から15年程前、父が亡くなって母一人になった実家に一人の業者がやって来て、一日で一式30万円という床下換気扇を設置して行きました。その男は床下点検と称して上がりこみ、即座に取り付けたのです。

 後でそれを知った私は、なぜ家に上げたのかを母に聞いたところ、「点検と言われて市役所の人と思った」との事でした。取扱説明書も保証書もなく、どんな工事していったかも定かではありません。今の世の中、悪徳業者がウロウロしています。皆さんも卒業後に一人暮らしを始めたら、常に警戒を怠らないで下さい。

 私が東京に住んでいた頃、回覧板などでアパートの玄関ドアにはチェーン錠もつけるようにと言われていました。押し売りに入室させないためです。もし皆さんのアパートに押し売りが入り込み、帰るように言っても「契約をとるまでは帰らない」とスゴまれたらどうしますか?

 そんな時は命一番ですから、まずは契約して下さい。そしてその後、直ちに契約解除を業者に申し入れます。今は消費者契約法が、消費者を悪質な業者から守ってくれます。同法には「事故車ではない」と嘘を言って事故車を販売する中古車屋などいくつかの悪徳業者が例示されています。ネットで学習しておきましょう。なお契約の解除は「内容証明郵便」で行って下さい。これは郵便局が内容の写しを保存してくれる便利な仕組みです。

〇内容証明郵便についてhttps://www.post.japanpost.jp/service/fuka_service/syomei/index.html

** 高校生のコトバ **************************

名言 : いくら探しても見つからなかったのに、友人に協力を求めた瞬間、自分で見つける。 (UFC)