走れメロス


 8月27日の毎日新聞年によると、2020年には65歳以上の一人暮らしのお年寄りが男性で15.6%、女性で22.4%になる見通しです。その中には身寄りが無く、自分の死後の葬儀や諸手続きをどうすべきか不安を抱える人も少なくないそうです。


 こんな不安に応えて、三井住友信託銀行は昨年12月から「おひとりさま信託」というサービスを始めました。依頼者は契約時に最低300万円を預けますが、必要経費を差し引いた残金は死後に希望先に振り込まれます。契約すると、病院からの引き取りと葬儀・埋葬、パソコンやスマホのデータの消去、家財等の整理、知人への訃報連絡、電話・電気・宅配等への解約、さらにはペットの引き受け手探しまでやってもらえます。依頼者の要望は「エンディングノート」に記載しておきます。さらに同行は依頼者の携帯に定期的にショートメッセージを送って安否確認もしてくれます。


 これからの時代、家族のいるいないにかかわらず、こんな人生の終え方が広まっていきそうです。ところで、契約が履行されたかどうかは、誰がどうやって確認するのでしょう。結局「信用」するしかないんですよね。安心して生きられる社会の基本には、人間同士の信頼感が不可欠と感じました。こちらの構築の方はなかなか大変です。


〇三井住友銀行の「おひとりさま信託」について



** 高校生のコトバ **************************


名言 : 百円玉を拾おうとかがんでそれが銀紙と分かった時、その体勢の説明がしにくい。
(熊)