どどいつ : 入学からの 三年間が あっという間に 卒業だ   (ぽんこ)

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スキル
 仙台市向山の野草園で、 和紙に植物の絵を描いている団体が作品を発表していました。 見てたら、 「描いてみませんか」 と誘われ、 久しぶりに透明水彩に挑戦しました。 モデルは蠟梅の一枝。 まず輪郭と雄しべを鉛筆で描き、 花の中央に水で溶いた黄色い絵の具を落としてみました。 すると花弁の黄色はうまく出せたのですが、 奥行きが全く出せません。 先生に尋ねると、 黄色の真ん中に緑を一滴落とすといいとの事。 言われた通りにしてみると、 みるみる緑色と周辺の黄色が溶け合い、 そのグラデーションでほどほど奥行き感が出ました。 油絵や切り絵では想像もつかないテクニックですが、 その小気味よさにしばし自己陶酔しました。

 きっと芸術のみならず、 人生のあらゆる分野に独自のスキルがあり、 それらを極めていく事が満足した人生につながるんだろうなあと感じました。 皆さん、 時間ができたら絵を描いてみるのもいいもんですよ。 本当に未熟で恐縮ですが、今回の作品を載せさせて頂きました。

      蠟梅 (ハガキ大)