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1294. セイフティネット [雑感・気づき]

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                                厳戒態勢で臨むホテルのフロント

 学生時代、寺に生まれた友人が、時々「私は家督なので僧になるしかない」と、寂しそうに言っていました。私は「将来が見通せる人生もいいじゃないか」と慰めていましたが、サラリーマンを父を持つ当時の私は、継ぐべき家業の無い気楽さにどっぷり浸ってました。しかし案の定就職では大変苦労し、多くのご縁を得て30歳で何とか教職に就く事が出来ました。どのご縁一つ欠けても、今の私はありません。

 新型コロナウィルスのせいで、キャンセル続出の旅館や観光バス会社、また部品が調達できずに生産を止めている工場が悲鳴を上げています。家督で就いた社長さん方は大変です。でも大変さは従業員も同じ。こんな誰もが大変な時代を生き延びるには、どんな心掛けが必要か。これを最近、私は娘婿の生き方から学びました。

 外資系の保険会社に勤める彼は、知人や友人との付き合いを大切にし、盆暮れの付け届けや御祝儀・御香典などをまめに行います。そして彼も又、様々な面で助けられています。彼らの強力な繋がりは、全員の大きなセイフティネットのように見えます。

 私の父も社会保険労務士の資格を取って定年前に退職しましたが、知人の温泉旅館の社長さんに顧問労務士として採用してもらっていました。これらの事から、沢山良い友達を持つ事と、お付き合いは誠意をもってする事が、逆境を生きる私達には求められている気がします。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 「恥ずかしい、穴があったら入りたい」というが、入った姿のほうがもっと不格好。 (リーチ)

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