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1219. 台風とラグビー [ニュースより]

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                   日本がすっぽり入るくらい大きかった台風19号
                              
 台風19号で被害に遭われた皆様にお見舞いを申し上げ、一刻も早い復興をお祈りいたします。経験した事のない大規模な台風が刻々と、予報通り正確に迫って来るという体験は、私の人生で初めてのものでした。

 倫理学者和辻哲郎氏は、「日本の自然は、残忍な破壊力と慈母の優しさを兼ね備えた、鬼子母神である。」と言っています。確かに今回を振り返っても、自然の前で私達はなすすべがありませんでした。彼は言います。「私達の祖先も、荒れ狂う神にはひたすら耐えて過ぎ去るのを待ち、その後にもたらされる豊かな実りを感謝しながら受け取っていた。」と。

 彼は、世界の風土をモンスーン型、牧場型、砂漠型に類型化しました。日本はモンスーン型です。これは、「規則的で穏やかな自然は支配できる」と考える牧場型のヨーロッパ人とは対照的であり、死の脅威に満ちた砂漠地帯に生きる対抗的・戦闘的な砂漠型の人々とも違います。私は自然と共存できる日本人に生まれた事を幸せに感じています。

 そんな日本人ですが、今回は、しっかり台風に立ち向かいました。死者が33人(13日夜7時半)出てしまいましたが、伊勢湾台風の犠牲者5098人を考えると、今回は、今日のラグビー日本チームのように、日本のマスコミと行政と国民とがしっかりスクラムを組んで守り切ったと言えるのではないでしょうか。どちらもがんばりました、日本人!

** 高校生のコトバ **************************

川柳 : 4時間目 鐘が鳴る前 腹が鳴る (こどもZ)

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