1217. 正義感 [学校生活から]
LGBTの人々の子供についてのアンケート結果
新聞に、「4つの病院がLGBTのカップルに生殖医療を実施」という記事がありました。これは購入した凍結精子や代理母を使って子供を作る医療です。日本産婦人科学会では、このようなケースに対応する指針をまだ出していません。
新聞に、「4つの病院がLGBTのカップルに生殖医療を実施」という記事がありました。これは購入した凍結精子や代理母を使って子供を作る医療です。日本産婦人科学会では、このようなケースに対応する指針をまだ出していません。
倫理の授業で「LGBTのカップルが子供を持つ事をどう考えるか」の話し合いを持ちました。
口火を切ったのは賛成派。「子供を欲するLGBTの人々の願いが叶う事はいい事だ。」
すると反対派が反論しました。「LGBTの二人が幸せになるのはいいが、子供は学校でいじめに遭う。」
すかさず賛成派、「今は片親だからと差別される事はない。同様にLGBTの子供でも堂々と通学すべきだ。」
と、議論は沸騰しました。
口火を切ったのは賛成派。「子供を欲するLGBTの人々の願いが叶う事はいい事だ。」
すると反対派が反論しました。「LGBTの二人が幸せになるのはいいが、子供は学校でいじめに遭う。」
すかさず賛成派、「今は片親だからと差別される事はない。同様にLGBTの子供でも堂々と通学すべきだ。」
と、議論は沸騰しました。
「先生は?」と聞かれました。私は人を喜ばせる事を善、悲しませる事を悪と考えているので、「私は、まだ子供が喜ぶよりはいじめられて悲しむ可能性の方が高いので、今は反対派です。」と答えました。すると一人の生徒が言いました。「いじめる方が悪いのだから、学校はLGBTも普通だと教える事が必要です。」すごい、見事。
でも人権獲得の歴史にも見られるように、「した方がいい」と「すべき」の間には大きな溝があり、それを埋めるにはある程度の時間が必要です。これも同じだと考えます。でも、こんな正義感に満ちた女子生徒がいる事に、久々に嬉しい気持ちになりました。
** 高校生のコトバ **************************
川柳 : 寝ていいと 言われる授業は 面白い (アフロ犬)