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1872. ChatGPT [雑感・気づき]

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                                      ChatGPTのタイトル画面

 No.1826で対話型AIソフトのChatGPTはまだ未完成と書きましたが、あっという間に進化していました。今回は私の質問とその驚きの回答を報告します。

1.「愛した人を傷つけない別れの言葉は何か。」
 答 感情的に混乱している時には簡単な事ではありませんが、次のような言葉で傷つけずに相手に別れを告げる事ができます。 ●「お互いを傷つけたくないから、これからは別々の方向に進んでいこう。お互いを愛し合っていた事を忘れないでね。」 ●「あなたは私の人生にとってとても大切で、これからも違う形で繋がっていたいと思う。感謝しているよ。」 ●「お互いに成長するために、今はこの決断が必要だと思っている。愛していた事は変わらないから、とりあえず別れる事が一番の選択かな。」

2.「自分の指を切って人にあげる事は良くない事か。」
 答 この行為は身体的に危険であり、また精神的にも健康的ではありません。切断は出血や感染症の危険性があり、人体は完全に再生できません。指の一部を失うと生活に支障をきたします。人道的な理由から腎臓や血液を提供して相手を助ける場合がありますが、それは専門家によって安全に行われる必要があります。結論は、身体的・精神的に健康に悪影響があるので望ましくありません。

3.「『入学式』のお題で、俳句と川柳を作りなさい。」
 答 俳 句 :新緑の 入学式待つ 白い制服
   川 柳 :桜舞う 新入生の胸に ドキドキす

 他に年金問題を出せば、箇条書きで立派にまとめてきます。これを使えば宿題もレポートも瞬時に完成です。これを児童・生徒にどう使わせるかが、これからの文科省の大きな課題になりそうです。


** 高校生のコトバ **************************

名言 :  「親離れしなさい」という親ほど子離れしていない。 (E.K.)

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Rifle

この手のサービスが充実し過ぎ?て、近年「見る・聞く・考えない」人が増えたように思います。
自分の頭で考えないと知識として蓄積されないでしょうし、便利な道具は、時には凶器にもなり得ますから、使い方が肝心です。
使う側の意識が重要ですね。

by Rifle (2023-03-18 05:59) 

サボテン

Rifle様、
 全く同感です。私自身についても、カーナビを使うようになったら、地図を見なくなりまし た。太陽や山々の位置、交差点の角度など一切気にせず、ひたすら目的地に向かってカーナビの案内通りに運転しています。目的地に着いて、来た道を思い出そうとしても、ランドマーク的な所以外はほとんど思い出せません。道中を楽しむのが旅の醍醐味ですが、それが抜けつつあります。
 人生も同じと感じます。こんな「便利」な道具ができる事で、人生の中で見たり聞いたり考えたりする場面が少なくなりそうです。プロセスを楽しまずして誰の一生でしょうか。
 でも、この流れは止められないでしょうね。Rifle様のおっしゃる通り、これからはこのツールを使って子供達にいかに充実した人生を築かせるかを大人は考えるべきなのでしよう。複雑な時代になりました。
 コメントありがとうございました。
by サボテン (2023-03-18 11:48) 

tyuuri

 言語の機械翻訳もかなり良くなりましたが、まだ「何か違う」点があります。
 やはり、その言語の事を知っていないと、正しい訳は得られないと思っています。ただ、機器の進歩は早いので、AIによる膨大な情報が蓄積されれば、そこらの日本人より日本人らしい日本語を翻訳語として出力してくるようになるかも知れませんね。 
by tyuuri (2023-03-18 17:48) 

サボテン

tyuuri様、
 少し違っていてこそ、私達も安心できますよね。おそらく文学書をいくら本体内に蓄積させても、AIは女性が男性の耳元に赤面してささやく「ばか」のニュアンスは表現できないと思います。計算した事はありませんが、「ばか」ひとつの単語だけでも、強弱、速度、アクセント、イントネーションなどで100通り以上の気持ちの違いを表現できそうな気がします。それにさらに話者同士の距離や目くばせなど加えれば、そんな経験をした事のないAIには表現不可能です。国語の授業はここを強調し、人間ならではの能力の維持・開発に生徒達の目を向けさせればよさそうです。人間はコンピュータよりはるかに暖かいという事を、小中学校ではしっかり教えてほしいと感じます。
 コメントありがとうございました。
by サボテン (2023-03-18 23:12) 

Enrique

まだ使ってはいませんが,一般へのインパクトは大きいのでしょう。専門家に言わせると,ユーザー・インターフェースの改善で一般人が使いやすくなっただけで,研究レベルでの進歩があるわけではない,との事ですが,一般人にとっては研究レベルよりも日常的に使えるかどうかがポイントですので,創業以来ビジネスに目敏いMS社がこの開発社を買収したというのも象徴的です。私はむしろ同社の振る舞いからして,他社のAIの健全な進化を阻害しないかを注意する必要があると思います。
by Enrique (2023-03-19 08:27) 

サボテン

Enrique様、
 「AIを使って他社のAI開発を阻害する」とは、鋭い視点ですね。一つ見過ごしていた視点でした。確かにありうる話ですし、それが自然の流れと感じます。となると、当然それを未然に防ぐシステムにはAIが利用される事になるでしょうから、これからの企業の生き残り戦略はAI 抜きでは語れなくなりそうです。さらに『人間の安全保障』にまでAIが入り込んでくるとなると、もうAIとの共存ではなく、AI依存型社会と言えそうです。こんな形で人間がAIに支配されるとは…、怖いですね。
 コメントありがとうございました。
by サボテン (2023-03-19 14:58) 

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