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1863. 自然の反撃 [ニュースより]

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                       水量豊富な時のベネツィアの運河

 イタリアのベネツィアで運河の水位が66㎝下がり、干上がった運河もあるというニュースが流れています。原因は干ばつです。運河が使えないと観光のみならず物流にも支障をきたし、市民生活は大混乱に陥ります。

 ベネツィアは5世紀に海に多数の杭を打ち、人工的に作った島の集合体です。島の数は120、島と島との間が運河になっていて、島を結ぶ橋が430程あります。島の中の路地は細く入り組んでいて、車はもちろんバイクも自転車も走っていません。急病人や消火の際でも、移動手段は全て船です。

 私達夫婦は2014年、退職後の観光旅行でベネツィアに行きました。あのゴンドラにも乗ったのですが、船着き場が妙にドブ臭かったのを覚えています。それもそのはず、ベネツィアでは大きな施設は浄化槽が義務付けられていますが、一般家庭の多くは下水をそのまま運河に流しているからです。したがって近年よく起きる洪水(高潮)の時には、その汚水が街中に広がります。2019年には187㎝という記録的な洪水が起こり、大きな被害をもたらしました。こちらは、地球温暖化による海水面の上昇が主な原因です。

 車を持たない人々が、車の排ガスによる温暖化の被害をもろに受けています。海上に作られた人工の街は、自然の反撃には弱いようです。地中海性気候は比較的過ごしやすいと言われますが、自然はあなどれません。

〇このニュースの記事
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6455198

** 高校生のコトバ **************************

狂歌 :日本人 個性個性と 騒ぐくせ 流行するもの みんな身に付け   (なし)

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