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1713. 盗みと殺人 [ニュースより]

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                         泥棒 (フリー画像より)

 以前、学生時代に何度か泥棒に入られ困っていた事、そしてその泥棒が私の玄関から入ろうとしたのを見つけて警察に連絡し、逮捕に協力した事を書きました。(No.189) その記事の中で書き忘れた事があったので、今日書かせてもらいます。

 警視庁で前歴者の写真の中から犯人を選び出していた時、刑事さんに言われた言葉が、「犯行中でなくて良かったですね」でした。単なる空き巣でも、犯行現場で被害者と出くわしたとたん殺人犯に変わるケースが多々あるそうです。一つ勉強して帰宅しました。翌日その話を友人にしたところ、彼の顔色が変わりました。先月彼が帰宅途中に私のアパートに寄った時、少し空いていた玄関から見知らぬ靴が見えたので、遠慮して帰ったというのです。もし彼が犯人の犯行現場を目撃していたら、大変な事にもなりかねませんでした。

 2013年10月に仙台市で一人暮らしの女性が殺され、貴金属類が奪われる事件がありました。犯人は2年前に貴金属買取りの飛び込み営業で女性の家を訪れており、事件の一カ月前から女性の行動パターンを把握し、当日は手袋を三重にはめるなど周到な準備のもとで侵入しました。しかし見つかった場合の想定は何もしていなかったため、見つかった時パニックに陥り被害者を殺害してしまったのです。飛び込み営業が禁止されたのは2013年2月でしたが、間に合いませんでした。なんともやるせない事件です。

** 高校生のコトバ **************************

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tyuuri

 盗みに入られたことはありませんが、学生時代に飲み会で、買ったばかりの靴を間違えて履いて行かれたことがありました。仕方なく、最後に残った靴を履いて帰りましたが、そこそこ新しい靴だったので諦めることにしました。今はもう飲み会に行く機会はあまりありませんが、大体どの店でも鍵付きの靴箱がありますね。
by tyuuri (2022-06-28 04:57) 

Enrique

これは貴重な情報です。
余分なトラブルを惹き起こさない配慮は必要ですが,
犯罪者に余分な犯罪を起こさせない配慮というのも必要と。
by Enrique (2022-06-28 11:51) 

サボテン

tyuuri様、
 私も同じような苦い経験をした事があります。社会生活を心地よく送るには、性悪説に裏打ちされたシステムが必要ですね。運用の段階で状況に応じてさじ加減すれば、杓子定規の冷たさはなくなりますから。学校の生徒用ロッカーにも鍵をかける事をずっと主張してきました。生徒を信用しないからではなく、生徒に不安な気持ちを抱かせないためです。
 コメントありがとうございました。
by サボテン (2022-06-28 14:21) 

サボテン

Enrique様、
 悪い気持ちを起こさせない配慮ですよね。絶対に必要だと思います。ところで昔、スーパーマーケットが日本に入って来た時、全国のPTAが「万引きを増やす」と反対した話を思い出しました。それでもスーパーマーケットは増え、万引き犯も増えたとは思いますが、私服制服の警備員のおかげで客と店との規律ある商習慣は保たれています。(書籍店は大変らしいですが。) 悪い気持ちを起こさせかねないシステムを導入したら、その欠点をカバーする新たな対策も同時に敷く必要がありますね。
 コメントありがとうございました。
by サボテン (2022-06-29 08:34) 

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