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1703. ガンディー [宗教的感覚]

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     「塩の行進」をするマハトマ・ガンディー (ウィキペディアより)

 インド独立の父ガンディーは英国で法律を学んだ弁護士でしたが、後年英国の支配には徹底的に抵抗しました。有名な1930年の「塩の行進」は、英国の塩の専売への抗議のため、79人で380kmを23日かけて歩いたのです。行進は数千人に膨れ上がりました。

 彼は独自の抵抗方法を考え出しました。それは断食です。この習慣は仏教、イスラム教、ヒンドゥ教、原始キリスト教の全てにあるので、全国民に断食という形のストライキを呼びかけたのです。これがやがて非暴力・不服従という抵抗運動となり、インドを独立に導きました。

 著書『獄中からの手紙』の中で、彼はどんな宗教も不完全という独自の宗教観を説いています。
「ある人にとって真実と思われる事が、他の人にとって虚偽に見える事がしばしばあります。しかし真摯な努力を重ねていけば、一見異なる真実に見えるものが、結局は同じ樹に繁茂する見かけの違った無数の木の葉のようなものである事が分かるでしょう。神ご自身が、人それぞれに違ったお姿で現れるのではないでしょうか。私達は神は一つである事を知っています。そこで、『真理』が神の正しい呼称となるのです。『神は真理なり』と言うより、『真理は神なり』と言った方がより的確です。」

 ガンディーは、自己と真理の一体化をサティヤーグラハと呼び、その姿勢が世の中を変えると説いています。私も、正しく修行された宗教の行きつく先はどれも一つだろうと感じています。

** 高校生のコトバ **************************

川柳 : 甲子園 見ている時は 監督気分 (PPP)

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