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1684. 鳥語 [ニュースより]

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                 シジュウカラ

 18日の朝日新聞に、「京都大学助教の鈴木俊貴氏が、シジュウカラのさえずりには単語だけでなく文法も存在している事を発見した」という記事がありました。鈴木氏は長野県の森でシジュウカラが鷹を見ると「ヒヒヒ」、蛇を見ると「ジャージャー」、さらに仲間を集める時には「ヂヂヂ」と声を使い分けている事に気づきました。そこで天井に小型カメラを仕掛けた80~100個の巣箱を森にかけ、シジュウカラが様々な音に反応する様子を記録してみました。

 すると天敵の蛇と他の天敵とでは巣に近づいた時に発する音が違う事や、蛇を示す「ジャージャー」という鳴き声を聞いた別の鳥が地面を見下ろして蛇を探す事が分かりました。さらに「危険」と「集まれ」という二つの鳴き声をテープで流した時、「危険→集まれ」の順だと鳥達は意味を理解して行動できますが、「集まれ→危険」の順だと理解できません。この事から語順(文法)が重要という事も分かりました。

 鈴木氏によれば、シジュウカラは約20の単語とその組み合わせで200パターン以上のメッセージを持ち、さらにこの「シジュウカラ語」をスズメなど他の鳥達も理解して行動しているそうです。

 私は、種を超えた言語コミュニケーションを通して互いの安全を確保している鳥達は、民族主義に偏って敵対関係に入りがちな人間よりもずっと優れている気がしました。

〇参考: https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0452574_02.pdf


** 高校生のコトバ **************************

川柳 : 物思い ふければふける 私の顔 (しおす)

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