SSブログ

1502. 正面攻撃 [ニュースより]

sdfadf.jpg
                          上田敬博鳥取大学教授 (ネットより)

 京アニ事件の犯人の心を変えた医師の記事を読み、胸が熱くなりました。近畿大学病院救命救急センターに青葉真司被告が担ぎ込まれた時、彼は全身の9割以上が皮下組織まで焼けたⅢ度の火傷を負っていました。ほぼ絶望的な状況でしたが、上田敬博医師は、「この人を助けなければならない。もし死んだら、遺族は何が起こったか知る事さえできない」と決意しました。わずかにポーチの所に焼け残った8㎝四方の皮膚を剥いで培養液で増やし移植する方針が決まりました。

 青葉被告の意識が戻ったのは二回目の移植手術の前でした。「二人も殺したからどうせ死刑になる。(彼は36人亡くなった事を知りませんでした。)」と彼が言った時、上田医師は「悪い事をしたと自覚しているなら、自分の行為と向き合え。それから罪を償え。俺はお前に向き合う。絶対に逃げるな、もう逃げられへんぞ。」と諭しました。自分が厄介者扱いされている事に気づいていた彼でしたが、転院の時「こんな『低の低』の自分にぶつかってくれる人が赤の他人にいた」と謝意を伝えたそうです。

 上田先生がこの治療で意識した事は、青葉被告に正面からぶつかる事でした。これは学生時代に打ち込んだラグビーから学びました。タックルも医療も正面から行くのが一番いいと言います。これで被告は心を開きました。部活動が、人生の中でいかに大きな力を発揮するかを見事に語ってくれたと感じました。



** 高校生のコトバ **************************

川柳 : 七時間目 起きてはいたが 記憶無し  (どどいつ) 

nice!(73)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

nice! 73

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

1501. ブログ更新チェック1503. 体験 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。