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1282.夢 [思い出話]

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                当時の子供達が読んでした週刊誌 (1959年の創刊号)

 1956年は、経済白書が「もはや戦後ではない」と謳った神武景気の年でした。しかし、私の記憶では、人々の生活はまだまだ不便でした。広瀬川や沼の岸辺には、防空壕を利用した人々が住んでいて、汚い水で炊事をしていました。廃品回収業の老人と5歳位の女の子の二人家族は、私が中学生になる頃までそんな生活をしていました。

 一般家庭でも、白黒テレビはもちろん洗濯機や炊飯器、冷蔵庫もありません。お母さん方は大家族の洗濯、炊事、買い物で一日が終わっていました。買いだめができないのです。夕方になると、各戸の七輪で焼くサンマの煙が道路に霧のように漂っていました。

 しかし1960年の池田首相の「国民所得倍増計画」に煽られた国民は、60年代前半の「三種の神器(白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫 )」と後半の「新三種の神器(カラーテレビ、クーラー、車)」を何とか手に入れようとがむしゃらに働き、ついに日本は1968年にGNP世界第二位の経済大国にのし上がりました。

 私達の頃には、モノがない分夢がありました。その意味では、モノにあふれている今の皆さんはお気の毒です。でも、得ようとすればモノ以外にも対象はたくさんあると思いませんか?例えば、学力、技能、海外体験、資格、恋人、宗教体験、等々です。是非人生は楽しい夢を描いて生きていって下さい。そうすれば、夢以上の現実が待ってますから。

**高校生のコトバ **************************

名言 : 少しくらいの金の貸し借りは、友人としての礼儀である。 (A.T.)

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