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1247. 実感 [地歴公民科]

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               写真家桃井和馬氏
 
 今年2月、スペインのセビージャからサンティアゴまで900㎞の巡礼路を12人の若者が40日かけて歩きました。率いたのは、写真家の桃井和馬氏。桃井氏は、「今の若い人は知識はあるが体験がない。世の中には言葉にできないものがあり、それが自分の生き方を支えるものになる。学生には本物を体験させたい。」と言います。

 桃井氏は、若い頃自分の思い込みが瓦解する体験を何度もしました。ペルーでは、警官がピストルを撃ちながらデモをしていました。ルワンダでは、刑務所でぎゅう詰めにされている虐殺のリーダー達が、「すごい臭いでしょ」と気遣う紳士的な医師や教師でした。

 桃井氏は言います。「人は食えなくなったら簡単に武器をとる。戦争の原因は『土地・食料・資源・水』の四つ。学生達には空腹を体験させたい。人間満腹の時は仲良しでも、疲れてお腹がすいてくると、相手の呼吸や歩き方までイライラしてくる。75億人もいれば紛争は起きると彼らは実感する。だから限りある自然に目を向けないといけないと気づく。」と。

 桃井氏は、「自分で選んだものは何一つない」という自分の宗教的実感とこれまでの体験を、これからも共に歩く事で学生に伝えていきたいと語ります。皆さんも、若い独身の内に一度外国に出かけてみて下さい。人のまなざし、町のにおい、新鮮なものに出会えてきっと人生観が変わりますから。

** 高校生のコトバ **************************

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