1202. マリアの祈り [宗教的感覚]
ある雨の日、正装で道路を歩いていると、脇を一台の車が猛スピードで走り去ったため、全身に泥水を浴びてしまいました。神父もそこは人の子、「こん畜生っ!」と思いましたが、いけないと思い直し、そのドライバーのために祈ったそうです。
私はそれを聞いて、その時神父が憎い相手にどんな言葉で祈ったのか疑問に思いました。そこで会終了後、神父に聞いてみました。すると神父は「マリアの祈りです。※」とお答えになり、私はハッと気づかされました。
この世で二人の人が憎み合っている時、どちらも相手が悪いと思っています。しかしどちらが本当に悪いのかは、当事者には分からないはずです。だから、マリア様に「私達罪びとのために主に祈って下さい。」と頼む事で、自分の怒りを鎮静化させるのだ、と。主の声を聞けない私達にとって、「マリア様を通して主に願う」という所に救いがある気がしました。
職員室で、キリスト教に造詣の深い先生にこの話をしたところ、彼も即座に「マリアの祈りでしょ。」と答えており、これはクリスチャンにとっては常識なのだと改めて知りました。
※ アヴェ・マリアの祈り
アヴェ、マリア、恵みに満ちた方、
主はあなたとともにおられます。
あなたは女のうちで祝福され、
ご胎内の御子イエスも祝福されています。
神の母 聖マリア、
わたしたち罪びとのために、
今も、死を迎える時も、お祈りください。
アーメン。
主はあなたとともにおられます。
あなたは女のうちで祝福され、
ご胎内の御子イエスも祝福されています。
神の母 聖マリア、
わたしたち罪びとのために、
今も、死を迎える時も、お祈りください。
アーメン。
** 高校生のコトバ **************************
川柳 : お弁当 心にしみる 母の愛 (ぶどう)
コメント 0