1199. リクナビ問題 [ニュースより]
就職情報サイト「リクナビ」
就職情報サイト「リクナビ」が、就活中の学生の情報や当人の検索履歴(クッキー)、返信時間等をAIに判断させ、当人の知らない所で「内定辞退率」という数値情報にして企業に売っていました。個人情報保護委員会が是正勧告を行いましたが、既に75000人分が分析され、本人の許可無しに7983人分が企業に渡っています。
就職情報サイト「リクナビ」が、就活中の学生の情報や当人の検索履歴(クッキー)、返信時間等をAIに判断させ、当人の知らない所で「内定辞退率」という数値情報にして企業に売っていました。個人情報保護委員会が是正勧告を行いましたが、既に75000人分が分析され、本人の許可無しに7983人分が企業に渡っています。
私が考えさせられた点は、「それなら、本人に許可をとればいいのか」という所です。
もし学生が「私の個人情報は出さないで下さい。」と拒否すれば、企業はそれすら一つのマイナス情報として受け取るに違いありません。企業は内定辞退率の低い人を採用したいため、様々な情報を求めるからです。
一方学生も、自分の一生がかかっているので、少しでも希望に近い職場を求めます。いくつかバックアップ用の内定も欲しい所です。内定に法的拘束力はありませんから。
結局、まだモラルや法律が確立していないため、こんな相互不信が生じています。私が高校生の皆さんに言える事は、SNSやサイトの閲覧などは、将来就職希望先の会社に調べられても支障の出ないような利用の仕方をせよという事です。一方、裁判官の令状なしには警察官でもできない検索履歴の閲覧については、情報産業といえども絶対に売買の対象としてはならないという法律も必要です。
** 高校生のコトバ **************************
名言 : 歌詞は歌いながら言うと恥ずかしくないけど、朗読すると恥ずかしい。(雨のち晴れ)
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